皆さんこんにちは、しろいとです。
突然ですが、私は節約家です。
その一例として「お酒を飲まない」ことを実践していたりします。
ただこれは、”楽しみ”などと引き換えに”お金や健康”を手に入れることになりますよね。
同様に、「歯への投資」も”お金や楽しみ”と引き換えに”健康”を手に入れる、一見相反するトレードオフに見えます。
実はその考え、大きな間違いなんです。
歯の健康にお金をかけることは、”楽しみ”も”お金や健康”も全て手に入れることができる素晴らしい投資だと思っています。
健康な歯でいられることは、いつまでも美味しい食事を楽しめるだけでなく、将来的な医療費も抑えられます。
この記事では以下のことをご紹介します。
- 「歯のケアは最強の節約術!歯が超大事な理由3選」
- 「むし歯や歯周病とは無縁になれる必須道具3選」
- 「全員にオススメしたい歯科検診と相性バツグンの裏ワザ」
皆さんも徹底したケアを実践して、健康な歯を手に入れませんか?
この記事はこんな方にオススメ
- 定期検診に行くのが面倒だと感じている人
- 虫歯や歯周病に悩んでいる人
- 有意義なお金の使い方が知りたい人
歯にお金をかけるべき理由
①歯の価値は2000万円以上
皆さんは歯1本当たりの価値についてご存じでしょうか?
日本医学予防協会のアンケートによると、このような結果が得られました。
- 日本の一般人の考える歯1本の価値:約35万円
- 歯科医師の考える歯1本の価値:約104万円
一般人と歯科医師の間で、3倍近い開きがありました。
私たちの歯に対する意識の低さが端的に表れていますね。
また事故による損害賠償の請求額として、歯1本の価値を80万円とした判例もあります。
歯科医師の104万円と近い金額で、専門家の見解と司法判断がおおむね一致しています。
つまり、日本における歯1本の適正な価値は、80万円~104万円と言えるでしょう。
口の中に歯は28本あるので、口全体で2240万円~2913万円の価値があることになります。
歯にはそれだけお金をかける価値が存在しています。
②将来的に医療費で得をする
予防歯科にお金をかけると、むしろ将来的に得をすることになります。
生まれてから亡くなるまでにかかる医療費を”生涯医療費”と言います。
定期検診に年2回以上行く人は、行かない人と比べ、85歳時点で生涯医療費が300万円も安くなります。
人生100年時代と言われる昨今、歯にお金を使っているか否かで、もっと生涯医療費に差が開くでしょう。
定期検診なんて一回3000~4000円程度です。
年2回となれば1万円もかかりません。
人生100年だとしても、定期検診にかかる費用は100万円以下です。
あらかじめ予防歯科にお金をかけておけば、200万円以上オトクになるんです。
いつまでも健康な歯でいられる上に、治療費も削減できる、まさに一石二鳥で最高のコストパフォーマンスを実現できます。
③美味しい食事を楽しめる
歯を失ってしまうと、食事が美味しいと感じなくなってしまいます。
ある研究で55歳~75歳の1518人への調査すると以下の結果になったそうです。
「食事がとても美味しい」と感じる人は歯が平均20本残っていたのに対し、
「食事が美味しくない」と感じる人は歯が平均11本しか残っていなかったのです。
歯が少なくなるにつれ硬いものが食べられなくなります。
必然的に食べられるものが限られてしまうので、食事への楽しみも減ってしまいます。
いつまでも食事を楽しむために、歯の健康にお金をかけましょう。
日々のケアで使うべき必須道具3選
まずは日々のケアのための道具をキッチリと揃えましょう。
個人的に必須なのは以下の3つです。
- 電動歯ブラシ
- 1450ppmのフッ素配合の歯磨き粉
- デンタルフロスor歯間ブラシ
順番にご紹介していきます。
①電動歯ブラシ(音波式がオススメ!)
私は手動の歯ブラシよりも、電動歯ブラシを強くオススメします。
私たちが「ちゃんと磨けている!」と思っていても、実際には磨けていないことがほとんどです。
LIONの調査によると、歯磨きへの自覚で「自信がある」と回答した人の中で、歯と歯ぐきの間の歯垢が20%以下(歯科界での目標値)だった人は一人もいなかったのです。
同様に、歯垢が60%未満の人もたったの2割しかいませんでした。
歯と歯のあいだや、歯と歯ぐきのあいだといった、むし歯や歯周病の原因となる部分が、顕著に磨けていないのです。
ならば、その精度を少しでも向上させてくれる電動歯ブラシに頼るべきです。
私は電動歯ブラシの中でも音波式をオススメします。
音波式のメリットは、ブラシの届かない歯と歯の間や歯周ポケットへのアプローチが可能になることです。
実際私も音波式の電動歯ブラシを使用していますが、音波の振動で発生させた多数の気泡が汚れを落としてくれるのを実感しています。
気泡の破裂によって細菌同士のつながりを切除する効果もあるそうです。
電動歯ブラシを上手に活用して、効率的に歯垢の除去をしませんか?
②1450ppmのフッ素配合の歯磨き粉
フッ素はめちゃくちゃ大事です。
- むし歯菌が酸を作るのを抑制する
- 歯の再石灰化を促進する
- 歯質を強化する
むし歯ができるのも予防してくれますし、歯のコンディションも整えてくれます。
これらの効果はフッ素の濃度によって比例するので、最大限フッ素を活用したいところです。
現在の日本の基準では、最大濃度は1500ppmとなっており、市販では最大1450ppmのものが売られています。
中でもオススメなのが、「クリニカ アドバンテージ」と「システマEX トータルプロテクト」です。
歯磨き粉は継続して使っていくものなので、効果が高く、かつ安価で手に入るものを選びたいですよね。
どちらもフッ素が1450ppm配合されており、何よりコスパが圧倒的なので私も愛用しています。
クリニカ アドバンテージ | システマEX トータルプロテクト | |
フッ素濃度 | 1450ppm | 1450ppm |
薬用成分 | TPP(むし歯予防) DEX(むし歯予防) LSS(歯周病予防) | IPMP(歯周病予防) LSS(歯周病予防) β-グリチルレチン酸(歯ぐきケア) |
強み | むし歯予防に特化 | 歯周病予防に特化 |
オススメの人 | 20代以下の方 | 30代以降の方 |
両方とも300円/本 以下で買える最強コスパ歯磨き粉です。
私は20代で歯周病を気にする年齢ではないので、平日はクリニカ、週末のみシステマを使用しています。
ご自身のお悩みに合わせて使い分けてみてくださいね。
③フロスor歯間ブラシ
どれだけ丁寧に磨いても、歯ブラシでは限界があります。
ライオンの調査によると、歯垢の除去率は以下の通りになります。
- 歯ブラシのみ:58%
- 歯ブラシ+フロス:86%
- 歯ブラシ+歯間ブラシ:95%
歯ブラシだけでは歯間の歯垢が取り切れず、4割以上の歯垢が残ってしまいます。
フロスや歯間ブラシを併用することで、取り残した歯垢を除去しましょう。
私もフロスを使用しています。
除去率を見れば歯間ブラシの方が優位ですが、歯と歯の間が狭い方が無理に使ってしまうと歯ぐきを傷つけてしまうため、その場合はフロスを使いましょう。
皆さんのお口の状態に合わせて、選んでみてくださいね。
歯科検診は絶対に必要
先ほど紹介した通り、普段のケアで歯垢を100%除去することは不可能です。
なので取り残した歯垢からむし歯や歯周病が発生してしまいます。
最低でも年に1回は歯科検診に行き、クリーニングやチェックが必要になります。
歯科検診に行くことで、むし歯や歯周病の早期発見にも繋がります。
むし歯や歯周病は早い段階では痛みを感じず、気付かないうちに進行してしまいます。
痛みを感じた時にはすでに重症だった、なんてことを避けるためにも、定期的に歯科検診に行きましょう。
フッ素塗布も一緒に行う
繰り返しますが、フッ素はすごく大事です。
- むし歯菌が酸を作るのを抑制する
- 歯の再石灰化を促進する
- 歯質を強化する
これらの効果はフッ素の濃度によって比例します。
市販のフッ素濃度の最大は1450ppmですが、歯医者では9000ppmのフッ素を扱っておりより高い効果を発揮します。
さらに歯科検診でのクリーニング後にフッ素を塗布することで、相乗効果も期待できるのです。
また、大人にもフッ素塗布は非常に有効です。
大人特有のむし歯「根面う蝕」をフッ素塗布にて予防できます。
加齢や歯周病によって、歯の根っこが露出してきます。
この歯根にはエナメル質が存在しておらず、非常にむし歯になりやすいのです。
歯の表面を強化することで、むし歯の進行を予防できます。
フッ素塗布は1回1000円前後で受けられますし、効果も半年近く持続するので、歯科検診と相性バツグンです。
まとめ:歯にお金をかけよう!
この記事では、歯にお金をかけるべき理由と具体的なケア方法についてご紹介しました。
この記事のポイントは以下の3つです。
- 歯には口全体で2000万円以上の価値がある
- 歯科検診に年2回行く人は、生涯医療費が300万円以上安くなる
- 日々のケアに、電動歯ブラシとフロスを活用しよう
むし歯の原因となりやすい歯間の掃除には、音波式の電動歯ブラシやフロスを活用すると効果的です。
いつまでも健康な歯でいるために、歯間ケアの習慣から始めましょう!
本日もお読みいただきありがとうございました。